学校事故対応に関する指針と学校管理下における重大事故事例

学校事故対応に関する指針【改訂版】(令和6年3月)

 文部科学省は、平成28年3月に「学校事故対応に関する指針(以下、「指針」という。)」を策定しました。
 その後、指針を踏まえた取組が各地で進められる中で、策定から約6年が経過した令和4年3月25日に閣議決定された「第3次学校安全の推進に関する計画」においては、被害児童生徒等及びその家族への配慮した支援が十分に取られていないと考えられる事案があることや、死亡事故に関する国への報告がなされていない事案も見られることを指摘した上で、指針策定当初に想定していた取組について実効性を高める観点から、指針改訂等の措置について早急に検討を開始する必要性あることが示されました。
 こうした状況を踏まえ、令和4年度には文部科学省に「学校安全の推進に関する有識者会議」を設置し、指針の見直しに向けた検討を開始しました。そして、令和5年度には、前年度の議論を引継ぎ、指針改訂に向けた専門的な議論を進めるため「学校事故対応に関する指針の見直しワーキンググループ」を同有識者会議の下に設置し、学校の設置者等へ学校事故対応に関する実態調査やヒアリング等を実施しつつ、指針の実効性を高めるための検討を重ね、令和6年3月、指針(改訂版)を取りまとめました。
 このページでは、指針(改訂版)の本体のほか、チェックシートや事故報告に使える各種様式も掲載しています。関係の皆様においてはぜひとも事故対応に関して理解を深めていただくとともに、本指針に沿った取組・対応を適切に進めていただくようにお願いします。