今月のニュース バックナンバー
令和4年3・4月号
職員だより
文部科学省 総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課
「第3次学校安全に関する計画」閣議決定‼
このたび、「第3次学校安全の推進に関する計画」(以下、「第3次計画」)が令和4年3月25日に閣議決定されました。本計画は、学校保健安全法に基づき、各学校における安全に係る取組を総合的かつ効果的に推進するため、令和4年度から令和8年度までの5年間の計画として国が策定するものです。
第3次計画では、「Ⅰ 総論」において、これまでの学校安全の取組や課題、3つの目指すべき姿、施策の基本的な方向性を示しています。そして、「Ⅱ 学校安全を推進するための方策」において、目指すべき姿を実現していくために5つの推進方策を設定し、国をはじめ各学校や設置者等が取り組むべき具体の内容を詳細に示しています。
地方公共団体や学校設置者、学校、学校関係者の方々には、第3次計画を十分ご理解の上、学校安全の取組の推進に向けてご尽力いただきますようお願いいたします。
新年度スタート‼~春の全国交通安全運動の実施について~
新年度がスタートし、地域のボランティアの方々が見守る中、子供たちが笑顔で元気よく登校している姿を見かけるようになりました。子供たちの明るい表情をみると、新しい生活への期待や抱負の気持ちが伺えます。この当たり前の光景や日常生活は、事件や事故に遭遇すると、いかに尊いものであるかを思い知らされます。
4月6日(水)から同月15日(金)までの10日間、「令和4年春の全国交通安全運動」が実施されます。特に4月10日(日)は、「交通事故死ゼロを目指す日」となっております。運動の重点として、「子供を始めとする歩行者の安全確保」「歩行者保護や飲酒運転根絶等の安全運転意識の向上」「自転車の交通ルール遵守の徹底と安全確保」が定められています。
また、資料「状態別学齢別通学中死傷者数の推移」をみると、小学校では1年生、2年生の歩行中の事故、中学校・高校では1年生の自転車乗用中の事故が多い傾向にあります。特に自転車乗用中の事故は、高校1年生が最多です。どの校種も、1年生の事故が多いのは、進学に伴い通学方法や道路環境が大きく変わったことが要因だと考えられます。
各家庭や各学校におかれましては、新年度のスタートにあたり、通学路や学校・自宅周辺での危険個所の確認、交差点や横断歩道での安全確認の仕方、自転車のマナーやルールの確認、ヘルメットの着用、ヒヤリハット事例の共有など、交通安全の指導をお願いします。
また、交通安全の観点だけでなく、誘拐や傷害などの犯罪被害防止などの生活安全の観点や、災害発生時の身の守り方など防災の観点からの安全教育や安全対策をお願いします。