お知らせ

第3次学校安全の推進に関する計画(令和4年3月25日閣議決定)

策定の背景

 「学校安全の推進に関する計画」は,学校保健安全法に基づき,学校安全の推進に関する施策の方向性と具体的な方策を示すものです。第2次計画期間(平成29~令和3年度)が終了することから,中央教育審議会の審議を踏まえて,国は各学校における安全に係る取組を総合的かつ効果的に推進するため,新たな5年間(令和4~8年度)の計画として策定しました。

要点

 第3次計画の策定に向けた審議の過程では、学校が作成する計画・マニュアルに基づく取組の実効性,学校安全の取組内容や意識に地域差が見られること,東日本大震災の記憶を風化させることなく今後発生が懸念される大規模災害に備えた実践的な防災教育を全国的に進めていく必要があることなど,第3次計画の策定に向けた課題が指摘されたところです。こうした課題の指摘を踏まえ,第3次計画では,「全ての児童生徒等が,自ら適切に判断し,主体的に行動できるよう,安全に関する資質・能力を身に付けること」,「学校管理下における児童生徒等の死亡事故の発生件数について限りなくゼロにすること」,「学校管理下における児童生徒等の負傷・疾病の発生率について,障害や重度の負傷を伴う事故を中心に減少させること」を目指す姿として定めるとともに,施策の基本的な方向性と具体的な推進方策を定めており,これに基づき,国として学校安全に関する取組をより一層進めていきます。