文科省作成資料・取組・事業
「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」の活用について
文部科学省では、令和2年度「地域における通学路の安全確保の方策等についての調査研究」において、各地域・各学校で行われている登下校時の児童生徒の安全確保に向けた取組について、好事例や地域における推進体制、課題等を調査しました。
登下校中の子供が被害に遭う交通事故や犯罪を減らすためには、地域全体で、登下校中の子供たちの見守り活動を行うことが効果的です。一方で、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、見守り活動の担い手不足が懸念されています。
一人一人が無理なく、できる範囲で子供たちや地域へ目を向け、小さな取組を積み重ねることによって、地域全体で子供たちの安全を守る環境が生まれるとともに、地域コミュニティの活性化も期待できることから、この度、見守り活動の手引きとしてお使いいただける参考資料「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」を作成しました。
このハンドブックは、これから登下校時の見守り活動を始めようとする方や、既に活動を行っていただいている方だけでなく、保護者やPTA、地域住民、学校、行政等、見守り活動に関わる全ての方々に参考としていただける内容となっておりますので、是非印刷・製本のうえ、各地域でご活用いただければ幸いです。(文部科学省から冊子の発送は行っておりません。)
令和6年6月改訂
※被害状況のデータ更新、文言の一部変更等を行いました。
「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」のデータ(令和6年6月改訂版)
【印刷業者様用】トンボありデータ(令和6年6月改訂版) ※A5版中綴じ仕上げ推奨
<学校での活用例>
- PTA関係会議の資料として活用し、保護者、地域の方に協力依頼する
- 地区懇談会等の会議の話題として取り上げ、協力依頼する
- 地域学校協働活動の取組の一つとして、情報提供し、協力依頼する 等
- 「まちたんけん」「安全マップづくり」(小学校)等の時の協力依頼の資料として活用する
- ハンドブックのP13・14のマップを授業で活用する(詳細は下記を参照) 等
<自治会(町内会)等での活用例>
- 自治会の総会で子供たちを地域で育てる必要性を確認し、協力依頼する
- 自治会の担当者に活用方法を説明し、効果的な時期に配付を依頼する
- 現在見守り活動に参加している方に配付して、活動者を募集するときに使用してもらう 等
<警察・市町村部局等での活用例>
- 関係者が集まる会議で、話題として取り上げ配付していただく
- 警察OB等で組織する団体等に配付して、協力依頼する 等
13,14ページに掲載しているマップ「通学路に潜む危険とは? どのような場所や行動が危険か、考えてみましょう」は、吹き出しの無いものもあります。学校での「まちたんけん」や「安全マップづくり」の事前学習や防犯の学習等で、ご活用ください。
登下校見守り活動ハンドブック以外の本調査研究の成果物はこちら