今月のニュース バックナンバー

平成29年12月号

職員だより

文部科学省 初等中等教育局 健康教育・食育課

全国学校保健・安全研究大会レポート

 11月16日(木)、17日(金)の2日間、三重県総合文化センターにて、全国の学校保健・学校安全の関係者約1,300名が参加し、「生涯にわたり心豊かにたくましく生きる子供の育成」を目的とした「全国学校保健・安全研究大会」が開催されました。


 1日目には、学校保健及び学校安全の普及と向上に尽力し多大の成果をあげた個人、学校及び団体に対する、文部科学大臣表彰の表彰式が行なわれました。学校安全の分野においては、個人部門の1名と学校部門の21校が学校安全表彰を受賞し、32の団体が学校安全ボランティア活動奨励賞を受賞しました。

 その後、東京学芸大学の渡邉正樹教授より「学校事故対応に関する指針とこれからの学校安全」と題した記念講演が行われました。

(表彰式の様子)
(渡邉教授による記念講演)


 2日目は、10分科会に分かれて、課題別研究協議会を行いました。学校安全に関しては、「学校事故防止対策」「教科等における安全教育」「関係機関等との連携による安全の体制整備」の3つの分科会が開催されました。

 それぞれの分科会ごとに置かれたコーディネーターによる指導・助言の下、各学校の実践などの研究発表、発表を基にした参加者との研究協議及び講師による講義が行われました。
 分科会の参加者からは、「今回ここで学んだことを持ち帰って学校での取組に生かしていきたい」「内容が充実しており、次年度以降も参加したい」などの声があり、本研究協議が実際に学校での安全教育・安全管理のために役立つ内容となったことが伺えました。

(第8課題「学校事故防止対策」の様子)

 本研究大会は、全国の学校保健・学校安全の関係者が広く参加できる会となっており、来年度は、平成30年10月25日(木)、26日(金)に鹿児島県鹿児島市で開催される予定です。学校保健・学校安全の取組を一層推進するため、ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。