今月のニュース バックナンバー
令和6年2月号
職員だより
文部科学省 総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課
【生命(いのち)の安全教育って知っていますか】
「生命(いのち)の安全教育」は、子供たちが性犯罪・性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないようにするために行う教育のことです。
警察庁の統計によると、近年、子供が被害となる性犯罪の件数が増加しています。性暴力は、個人の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、特に子供の頃に被害に遭うなど被害時の年齢が低いほど、その心身を長期間にわたって深く傷つけるものとなります。その一方で、子供は性暴力の被害に遭っても、それを性被害だと認識できない場合があることや、加害者との関係性などから誰にも相談できず、被害が潜在化・深刻化しやすいことが指摘されています。
政府では、令和2年6月に「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」を定め、教育・啓発活動を通じた社会の意識改革と暴力予防としての「生命(いのち)の安全教育」を作成しました。令和5年3月には、「性犯罪・性暴力対策の更なる強化の方針」が策定され、令和5年度から7年度までの3年間を「更なる集中強化期間」と位置づけ、取組の継続・強化を図っています。
今回は、「生命(いのち)の安全教育」を各学校・園で実施していただく際の参考となる研修用動画を作成しましたので御覧ください。併せて、「生命(いのち)の安全教育」教材や実践事例集もご覧ください。
※動画を再生すると音が出ます。ご注意ください。